今までに使ったグラフィックボード(グラボ)は10枚位だと思いますが1枚を除いて、あとはすべてNVIDIA製のグラボです。
5年?6年位前からでしょうか?自分の環境下では~ですが、マルチディスプレイ(2枚)の時に、あれ?アイドル時でもグラボのクロックが下がってないな?ということに気が付きました。
色々と試してみた結果、クロックが下がらないというより、1000MHz付近までは下がるので、下がり切らないと言った方が正確かもしれません。
この現象が発現するのは、片方のディスプレイのリフレシュレートが144Hzの時で、100Hzまで下げると何事もなかったようにクロックは下がります。
当時、ここからが難しい所で、ドライバのバージョンによって下がる時もあれば120Hzまでなら大丈夫な時もあったりで、144Hzでも平気なドライバを探して使うという事をずっとやってました。
そんな当時
NVIDIAのフォーラムで公式から仕様であるという回答があり、それなら右往左往するだけ無駄かもなあと諦めた覚えがあります。
自分が試した範囲ではありますが、それ以後のドライバで144Hzにした時クロックが下がり切るものは1度も無いので、もう面倒臭いから仕様という事にしちゃおうということだったのかな・・・・・(笑)
当時のポストはまだ残ってるのだろうか?と思ったので探してみました!
このポストでは144HzG-syncディスプレイだと。みたいな感じですが、自分の場合はG-syncではないディスプレイでの発現です。
そういえば最近NVIDIAのフォーラムは日本語でも投稿してねって公式が言ってましたね。
NVIDIA GeForce で分からない事や要望をコミュニティで議論ができる「GeForce Forum」をご紹介します ! 📢
— NVIDIA GeForce JP (@NVIDIAGeForceJP) May 23, 2020
「GeForce Forum」への投稿方法こちら : https://t.co/V60KOFtkAA
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現在の対策
現在使用しているグラボはRTX2070なのですが、マルチディスプレイ環境では、やはり同じようにアイドル状態でも1185MHzまでしか下がりません。
が、ディスプレイのリフレシュレートを100Hzまで落とすと、クロックは330MHzまでちゃんと下がるようになります。
なので、一時期はゲームをする時だけ144Hzにして普段は100Hzで運用。みたいなことをしていたのですが、さすがにやっぱり面倒臭い。ということで・・・
余っているグラボをもう一枚刺して、サブモニターはサブグラボで出力という力業で運用しておりますw
現在サブで刺しているグラボはGTX960で、手持ちの中では最も無難かなとは思っているのですが、セミファンレスなためPC全体の温度を考えると微妙なのかもしれませんし、ショート基盤のGTX650Tiもあるので、そっちにした方がいいかもなと思っているところです。
結局のところ、通常のマルチディスプレイは捨てたという事なんですが、電気代はクロックが下がり切らない時より高くなってるかもですし、エアフローは明らかに悪くなるのでお勧めはできません。
iGPUがあって、マザーボードが対応していればサブはマザーボードから出力っていうのがスマートなのかもなあ。:(ヽ´ω`):
コメント
マルチGPUにてサブモニタをセカンダリGPUに接続して運用しています。
が、私も同じ現象が出ました。NVIDIAコントロールパネルの3D設定の管理にてグローバル設定の”電源管理モード”を「パフォーマンス最大化優先」から「最適電力」へ戻し、再起動後クロックは下がり改善しました。各ゲームは個別でプログラム設定しています。一つの事例として参考まで。
うおおおおお、miss_Lさん貴重な情報をありがとうございます!
ということは詳細は分からないですが、シングルでもクロックが下がり切らない状況が出る可能性もあるということですな~。
こういうのって、ちょっと頭の片隅にあるだけで対応がずいぶん楽になったりするので、とてもありがたいです。
ふと思い出したのですが、パフォーマンス最大優先にするとクロックが下がり切らないのが通常になるドライバも過去にあったような。その時のドライバは再起動しなくても、最適電力に戻すだけで下がり切るようになっていた記憶があります。
メーカーはTDPだのなんだの省電力をアピールすることも多いですし、ニッチな所にまでコストが割けないことは分かっていますが、こういう細かいところの修正も、もう少し優先度を上げてやって欲しいなぁと常々思っています。
相当数のPCが無駄な電力を消費し続けていると思うと省電力アピールもなんだかなーと。
コメントありがとうございました!
この情報とコメントに感謝します!
マルチGPUにてサブモニタとテレビをセカンダリGPUに接続して運用しています。
この度、メインGPUをRTX3080に変え、ドライバを471.68を入れたところ、クロック絶対下がらない現象に見舞われました。
挙句にはシングルでも場合によっては発生するようで、また全てのモニタを60Hzにしても変わらず。
結局、miss_Lさんの電源管理モード”を「パフォーマンス最大化優先」から「他のどれか」に変えることで解決しました!
その後もいろいろ試して以下のことが分かりました。
①「パフォーマンス最大化優先」モードでの時、Windows10の「設定」を開くとクロックが張り付く。
どうもマルチモニタ環境では何らかの常駐プログラムが「設定」にアクセスしているか、もしく「設定」関連プログラムが常駐することでクロック張り付きが発生していると予測。
②「パフォーマンス最大化優先」モードは、GPUブーストクロック最低保証モードの模様。
最低でもGPUブーストクロックを常に維持する。
これをクロック張り付きと呼んでいた。
処理の重いゲームやベンチマークソフト以外に、GPUのクロック低下でクラッシュしやすいソフト(AndroidエミュレータのBlueStacksなど)を個別で設定すると効果的。
それ以外は、個別に設定しなくても、処理が重い時には勝手に最大まで上がる。
ベースプロファイルでこのモードにすると、全てのプログラムが対象となる模様。
③多くのバックグラウンド常駐プログラムは、「パフォーマンス最大化優先」モードでもクロック張り付きを起こさないが、バックグラウンドでGPUにアクセスする常駐プログラムがクロック張り付きを起こしていた。
④「パフォーマンス最大化優先」モードと、常にバックグラウンドに常駐してしまう「metroアプリ(Microsoftストアアプリ)」との相性は最悪。
特に「映画&テレビ」は、バックグラウンドで常にGPUにアクセスすることから、他の電源管理モードにしていても、これを個別でプログラムで「パフォーマンス最大化優先」に設定すると、やはりクロック張り付きが起こる。
なお、Windows10「設定」アプリも、metro。
結局、中途半端にmetro化したWindows10の問題じゃないかと。
ちなみにDCHドライバは試してません。
同じUWPならもしかして、大丈夫なんじゃないか?と今ふと思ったんですが、2日間この問題に格闘してもう疲れ果てました。
kuratoさん、詳細な情報ありがとうございます!
この手のトラブル対処って、ほんと疲れちゃいますよね。
とはいえ、解消された時の爽快感は自作PCの醍醐味のひとつだと思いますし、自分で対処のしようがないものは別として、適度なトラブルはたまにはあってもいいのかなと思ったりもします。
常駐ソフトの影響は今まで考えたことが無かった気がするので、次に色々いじる時には頭の片隅に置いて対処できるので、情報がとてもとてもありがたいです。
更新頻度が下がっている当ブログですが、なにか気付くことがあれば記事にするなり、なにかしらの情報は出していきたいと思います。
コメントありがとうございました!RTX3080羨ましい!!!